てんてんぽこん

「お産カフェ」オーナー・のりみです。47歳初産・安産ぽこん。お産のおはなし・日々のちょっとした「ほっこり」「ワクワク」することを発信中。ご連絡は、0364norimiy@gmail.com

お産の心残りは、時が癒やしてくれるよ

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___本当にあれでよかったのか・・

  何が悪いって言えないですよね。

  でも、無事に生まれてきてくれたんだから__

シンガーソングライターでカラダオーケストラインストラクターとしてご活躍の

加藤 希さん。

希さんは、ご自身のお産についてゆっくりと語り始めました。

まさかわたしが、緊急帝王切開??

__わたしは、帝王切開にならないから。

  そう思い込んでいたんです。

  頭では、わかっているつもりでも・・・

  実際そうなると、

  もう何が起こっているのかもわからず・・・

数日前から続く前駆陣痛が定期的になり、いよいよ病院に向かった時。

希さんは、医師から思いもよらないことを告げられました。

「陣痛の時、赤ちゃんの心拍が弱まっています。

 このままでは、赤ちゃんが無事に生まれてくるか・・。

 帝王切開に切り替えましょう」

__帝王切開・・・

 まさか、わたしが・・

 そんなことって・・

 昨日まで順調だったじゃない____

恐怖で手が震える 

希さんの動揺は激しく、頭では理解したつもりでも、

心が、体が拒絶反応を起こしました。

___わたしは、自然分娩だって。

  友達やだんなさんに祝福してもらうんだって。

  お産の写真も担当の人にいっぱい撮ってもらうんだって。

一刻を争うこの時、迷うことは許されず、2時間後に手術が始まりました。

体の節々に刺される鋭い針。

医師と看護師が「来週のピクニックの話をしながら」メスを入れる。

___ 何それ?

       こんなんで、わたしは切られるの?

メスを入れられることの恐怖で手がガタガタと震えました。

 赤ちゃんは?今何が起こっているの?

__痛くないはず。

  なのに怖い。怖い。

上半身の意識がはっきりある分、よけいに怖い。

帝王切開では、自分の体に今何が起きているのか全くわかりません。

わからない状況がさらに不安と恐怖をかき立てます。

そんな希さんを察して、助産師さんが

「お腹からお産だよ」と。

この一言で「ほっと」救われました。

__そうだね。お腹からだね。

「いま、頭がでたよ。」

「肩が出た。もう、出てきているよ」

 その数秒後、

「おぎゃあ。おぎゃあ」という大きな声が聞こえました。

__わたしの赤ちゃん!!

ずっと、ずっと待ち焦がれた赤ちゃんにやっと出会えた瞬間。

わたしの何がいけなかったのか?

喜びに胸が高鳴る一方で希さんは、自分を責めました。

__どうして、

  緊急帝王切開になってしまったの?

  仕事が忙しすぎたから?

  赤ちゃんにストレスがかかって・・

  赤ちゃんのことに気づかなかった

  ダメなわたし・・・

責めては、かろうじて持ち直し、また責めて・・・・・・・・・・・・・・・・

お子さんが大きくなるにつれて少しずつ、少しずつ自分をそして、お産のことを受け入れられるようになっていきました。

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清々しい青空のように

___時が解決してくれるんですよね。

  きっと。

希さんの一言。

なんか「ふわっと」あたたかい日差しが差し込んだような感じがしました。

お子さんが誕生したその日は、空が高く、高く、清々しい晴れだったそうです。

希さんは、お子さんが生まれる10年以上前にこんな素敵な歌を作っていました。

『会いたいな 

 雲ひとつない青空見上げて

 会いたいな 

 いますぐ 君に会いたい』

時が、希さんの心を包んでくれますよ。

清々しい青空のように・・  

 

加藤希さんについてはコチラ↓